製油の取り扱い製油の禁忌リストアロマテラピーの基材


■精油の取り扱い
精油は使い方ですばらしい効果を得ることができますが、植物の有効成分を濃縮したものなので作用も強く取扱には細心の注意が必要です。


■油は薄めてから
精油を扱う場合、手で直接触ったり、原液で使用してはいけません。マッサージには1〜1.5%を目安に必ず薄めて使いましょう。


■精油は口や目に入れない
精油は粘膜には強すぎる作用があります。どんなに薄めた状態であっても絶対に口や目に入れたりしないようにしましょう。


■乳幼児や妊婦への精油の使用は慎重に
8歳以上15歳未満の子供には大人の半分以下の濃度で使用します。また、精油の中には通経作用(月経を誘発する作用)のあるものがあり、妊婦が素人判断で精油を使用することは危険を伴います。妊娠の可能性がある人、妊娠中の人及び乳幼児は必ず医師の指示を受けてから使用しましょう。


■既往症のある人は医師の指示の下で使用
病気にかかって通院している人、持病のある人、アレルギー症状や皮膚炎のある人は必ず医師に相談してから使用しましょう。


■柑橘系の精油は光感作に注意
精油の中には、光感作といって紫外線と反応することで皮膚がシミになるものがあります。光感作の恐れのあるスイートオレンジ、レモン、ベルガモットなどかんきつ系のものや、ベルベーヌ(バーベナ)、レモングラスなどの精油をマッサージなどで直接皮膚に使用した後、最低6時間は日光などの紫外線に当たるのを避けましょう(体質により紫外線待避時間異なる場合がありますので最初は注意をしてください)


■身体に使う場合はパッチテストの後に
精油を風呂に入れたり、マッサージ用のオイルと混ぜ合わせて皮膚に使う場合には、肌に合わないことがあるので必ずパッチテストを事前に行い異常ないことを確認してから使いましょう。もし異常がある場合には速やかにテストをした精油を持って医師の診察を受けましょう。



■精油の保存法
精油は空気中の酸素と結びつくと酸化して品質が劣化するので、使用後はふたをしっかりと閉めます。保存は、子供の手に触れない場所で、光、温度、湿度で変質しないよう冷暗所を選びます。スーイートオレンジやレモンなどのかんきつ系は酸化しやすいので6カ月以内を目安に、他の精油も1年以内をめどにに使いきるようにしましょう。


アロマテラピーの愉しみ方製油の取り扱い製油の禁忌リストアロマテラピーの基材

HomeAromLesson Top